肛門嚢破裂
ウズラちゃん 11歳 猫 雑種 ♀避妊済
いつもはまとわりついてくるのに、その日は別の部屋でじっとしていました。連れてきても又すぐに元の所に戻ってしまうし、普段とてもお転婆な子なので、「何か変!」と思いました。さらに、普段、高い所に水を置いてあげていますが、そこへ登るのにも失敗していました。普段はそんなことありませんでした。
様子を見ていると、じっとしている部屋で、やたらとお尻を舐めるので、観察すると赤く自壊している様子が見えたので、「あ!これは肛門腺が炎症を起こしているな!」とすぐにわかりました。触ってみても堅い感じがありました。肛門腺の知識はありましたので、大変な事はわかりました。
その日の夜に、「日本動物救急医療センター」へ連れて行き、そのまま「動物手術センター」にて手術を受けました。今まで手術など避妊くらいしかしたことがなく、入院も性格的にしない方がよさそうと言われていましたので、ちょっと心配でしたが全てをお任せしました。
手術は無事終了し、その日のうちに退院となり、お迎えに行った時には、いつものように鳴いてくれました。顔を見てよくお話をする子なので、いつものように鳴いてくれてとても嬉しく思いました。
退院後、投薬はスタッフからの指示通り行ない上手くいきました。看護師さんにはとても丁寧にやり方等ケアの仕方を教えて頂きました。
排便は細くてキレが悪いかなとは思いましたが、それも最初だけでした。今はキチンとした便で、キレもOKです。
※「うずら」という名前の言われですが、ある日、ずぶぬれで外で子猫の時に近寄ってきた姿と鳴き声がうずらにそっくりだったのです…。見間違える程でした……。それ以来、「ウズラ」という名前で呼ぶ事にしました。