乳腺腫瘍

乳腺腫瘍(扁平上皮癌)

ナナちゃん 17歳 猫 雑種 ♀避妊済

胸にしこりがあり、4ヵ月くらい前はパチンコ玉程度の大きさでした。もう17歳の高齢ですし、手術等受けるのも可哀想に思い、しこりが大きくなってきたらなにかパッドでもあてがってケアしていこうと当初は思っていました。しかしそのしこりがどんどん大きくなり、自壊し、かなりの出血をするようになってしまいました。
食欲も元気もなくなるし、「もう寿命なのかもしれない」と思ったりもしました。腫瘤物は人間にしてみたらおむすびくらいの大きさにまでなっていたと思います。そしてきっと人間なら七転八倒の痛みがあったと思います。やはりこれはかわいそうだと思い、思い切ってアニマルメディカルセンターを受診し、ナナの生活の質を考えた治療の説明を受けました。丁寧な説明に納得できましたので手術を受ける事を決心しました。手術を受けようにもぎりぎりのところまで貧血が進んでおり、輸血治療もうけながら「動物手術センター」にて腫瘤物を摘出してもらいました。
手術当日には退院し、自宅治療に切り替わりました。術後1週間後に一度食欲が落ちてしまいましたが、病院で点滴治療を受けた後は、すぐに食欲・元気が戻りました。傷口は大きかったが、今まで自分で行なっていた消毒治療も必要ありませんし、治療跡を舐めないようにボディスーツ状のお洋服を着せても嫌がりませんでしたので、ケアに関する苦労は少なかったように思います。
腫瘍がある時は、痛くて、眠れず不快な思いがあったでしょう。しばしば家族を夜中に起こす事がありましたが、今ではそれは全くなくなりました。もっと早く病院に行けばよかったと反省しています。
ナナは今では「もっと早く手術してくれたらよかったのに!!」という顔でニコニコして、女王様のようにしています。食欲も旺盛になり、同居の猫との立場が逆転するほど元気になりました。
今後は癌の転移に対する飲み薬等続けていく予定です。

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