子宮蓄膿症
杏ちゃん 6歳 犬 ヨークシャテリア ♀
杏は、毎年6~9月に生理が来ていました。また同時期に夏バテもよくする子だったので、よくかかりつけ病院で診てもらっておりました。
ある日、下痢が始まった為、かかりつけ病院で超音波検査を受けましたが、その時点では「子宮が大きいね」位の指摘で、様子を見る事になりました。
しかしそのうちに、本人が陰部を気にして舐めるようになり、あまりに舐めるので陰部の毛を分けてみると真っ赤に腫れあがっておりました。これにはとても驚きました。(少し前におりもののような分泌物があり、毛が汚れていた事がありました。)
他の病院で診てもらおうかと家族で検討し、日曜日の夜に「夜間病院」で診察を受けたところ、子宮蓄膿症との事で、すぐにでも手術を受けた方がよい状態である事が判り、急きょ「動物手術センター」にて手術をしてもらうことにしました。
手術という事なので、とても心配でしたが、これ以上長引かせて子宮が膿で破裂してしまったらとても危険な事が理解できましたので、全てをお任せして手術をしてもらう事を決断しました。
すぐに手術をしていただいたので、子宮破裂は免れたようでした。
その日の退院で、迎えに行った時は、とても落ち込んでいましたが、私達を見るとすぐに立ちあがって近づいてきてくれました。自宅へ戻ると、たった1泊入院しただけだったのに、甘えがすごくなり、まるで赤ちゃん返りをしたようでした。
食欲はありませんでしたが、何とか食べさせようと食事を口の中に塗ると、うまく飲み込んでくれたので、少しでも栄養をとってもらうように頑張って口の中に入れてあげました。投薬はポンプを使って上手くできました。
ケアを頑張った甲斐あって、5日目からは徐々に食欲が上がりだし、それからはどんどん回復していきました。
今ではもうすっかりと良くなり、いつものように皆にご挨拶をして回っています!こんなに元気になってよかったです!